大切な道具には棕櫚のたわしをおすすめします。

しゅろのたわし

たわしの材料は大きく分けてヤシの実の繊維と、棕櫚(しゅろ)の木の皮があります。

ヤシで作られた「パームたわし」は、お値段もお手頃で硬さがあり、頑固な汚れをごしごし落とすことができます。半面、こすった面を傷つけてしまうこともあるので、テフロン加工のフライパンや、キッチンのシンク、木製品などには不向きです。用途を選んで使い分けましょう。

一方「棕櫚(しゅろ)のたわし」は、適度な硬さとしなりを持ち、大切な道具の表面を傷つけることなく、汚れだけを落とします。

南部鉄器やさわらのおひつ、せいろ、木のまな板やお弁当箱など、大切に長く使い続けたい道具はしゅろのたわしでのお手入れをおすすめします。

天然の棕櫚の強度としなやかな弾力性を併せ持った細い繊維は、細かい所にも入り込み汚れを掻き出しながら、素材を傷つけません。

もちろん日常の鍋やフライパン、うつわやコップの汚れにも活躍します。

また野菜の表面を傷つけることなく泥だけを落とすので、大切な食物繊維や旨みを損なうこともありません。食材を繊細に扱う必要があるプロの料理人もリピーターになるほどの高い品質のしゅろのたわしの実力をぜひお試しください。

使用後は、風通しの良い状態で保管しましょう。
棕櫚は繊維自体に油分があるため、水を寄せ付けにくく乾きやすいという特徴ももっていますので、清潔に使えば長く安心してご使用いただけます。

ものづくりへの想い

厳選された品質の高い材料、そして長年受け継がれてきた職人たちの繊細な技。そのどちらが欠けても、私たちの商品を作ることはできません。
効率だけを考えれば、たしかに機械で生産した方が商品はたくさん作れるかもしれない。でも、お客様に毎日安心して使ってもらえるもの。10年、20年と長くお役に立てるもの。という視点で考えた時、先人たちが守り続けてきたやり方が、その答えであると私たちは、確信しています。
人が作る、人の道具でありたい。
70年あまりに渡って守り続けてきた想いと職人の技を次代に受け継いでいくことで、これからもみなさんの毎日に寄り添い続けたいと思います。

高田耕造商店HPより

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