サイズ | 横×縦(直径):10cm|長さ:26cm |
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生産 | 日本 |
辻和金網
古都・京都に今も息づく、職人の手わざ
御所から南に延びる堺町通。
変わりゆく町並みの中で、
「辻和金網」は創業以来八十余年の技を
今も変わることなく守り続けています。
この地で、暮らしの中の様々な工芸品が
生まれてきました。
その一つが今も身近なところで重宝されている
手作りの金網細工です。
機械による大量生産品には真似のできない「雅」があります。
京都の金網の起源は平安時代にさかのぼると言われています。
その技を受け継いできた職人達によって、
明治以降、金網は盛んに作られるようになりました。
しかしプラスチック製品の登場や機械化という時代の波に直面し、
価格の安さに押された金網職人たちは、次々に店をたたみました。
そんな中でも工夫を凝らした巧みな細工が発達しました。
熟練の技が生み出す網目の美しさは、
機械による大量生産品には真似のできない「雅」があります。
金網細工は釘を打ち付けた台と指先の感覚だけで、
細い針金を編みあげていきます。
手作りだからこそ用途に応じて針金の太さや
網目の大きさを変えることができ、
長年使ってほころびができた時は修理もできます。
料亭などのプロから一般家庭に愛される
道具を作り続けて来ました。
受け継いできた伝統の技を大切にしながら、
時代の流れに合った道具作りを
していきたいと考えております。
金網細工が京都の伝統的な工芸品として
愛されて止まないのは、千年の都が培ってきた技術力と
磨かれた美意識が受け継がれているからです。