トマトの甘みと酸みと旨み！地中海の強い日差しの下、伝統製法で栽培された「シチリア古代トマト」のパッサータ
大航海時代、ヨーロッパからイタリアにもたらされたトマトはイタリア各地で栽培されます。
ヴェスヴィオ山（ナポリ）の山麓など栽培に適した土地と出会ったことで、その地の気候や風土により適した特徴を持つ在来種が生まれました。
強い太陽、肥沃な大地に恵まれたシチリアにおいても、盛んに栽培されており、あまり知られていませんが、さまざまな品種が伝えられています。
パレルモ県内陸の有機農業組合「ヴァルディベッラ」では、コルレオネーゼ、ピッゼテッロ、パタターロ、この地に伝わる3つの古代品種を栽培しています。
栽培方法は無農薬・無化学肥料（原産国イタリアでの有機認証付き）、尚且つ、水を全く与えない伝統的な灌無漑栽培方法「シッカーニョ」を守り続けています。
ぎりぎりまで水を与えず育ったトマトは、夜明けに全て手作業で収穫され、香りや風味など保つために直ちに清潔な加工場に運ばれます。
イタリアでは、ホールトマトやフレッシュトマトより重宝されているパッサータ（裏ごしトマト）ですが、一口にパッサータと言っても、香味野菜を加えたもの、ハーブ類を加えたものなどいろいろなタイプがありますが、ヴァルディベッラのパッサータは塩もさえも加えていないトマト100％のパッサータです。
昨今人気のダッテリーノ種のように甘みが立ったパッサータではありませんが、3つのトマトをブレンドすることで生まれる甘み、酸み、旨み、3つの要素が補い合い絶妙なバランスを生んでいます。スプーンでひと口に含めば、上品なトマトジュースのような清々しさが感じられます。
お薦めの食べ方は、何と言ってもシンプルなトマトソースのパスタです。
シチリア・トマトのパッサータにオリーブオイル、ニンニク、塩、バジルを合わせて軽く温めるだけで、いとも簡単に本場イタリアの味が再現できます。
缶入りのホールトマトや生トマトで作ったトマトソースとはひと味もふた味も違う美味しさをお楽しみください。ひと瓶（410g) で２～３人分の使いきりサイズです。
他にも、ミートソースに、ミネストローネなどの野菜スープに、豆や肉の煮込み料理、野菜たっぷりのカポナータやラタトゥイユに、カレーにと、キッチンで大活躍する優れモノです。
おすすめ調味料
テールツリーおすすめのオリーブオイルやビネガーとも相性抜群です。
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